2009年5月21日木曜日

土地の購入-決済と登記

土地をついに購入した。
いろいろと紆余曲折はあったものの、今ではそれがいい思い出となっている。
土地の決済に際して、とても不思議なことがあった。
それは、登記の費用である。

土地の値段は非常に安かった。
それに併せて登記費用も安くなることが最初の計算でわかっていた。
しかし、司法書士から送られてきた請求書を見ると異常に高く、驚かされた。
その理由はいろいろあったのだが、値段を高くしていたのは登録免許税だった。
土地の評価額×1.3%が現在の登録免許税の計算式なのだが、そこから逆算してみると土地の評価額が3〜4倍ほどになった。
知り合いを通して、市役所に問い合わせをしてもらったものの、そこの土地は調査していないので、周辺の土地と同じ評価額で算定したと告げられた。
土地を買った地域は確かに評価額が高い地域であるが、今回買った土地はとんでもない傾斜地で、僕以外誰が買うのだろうかと思わせるような土地なのである(挑戦のしがいがある土地と解釈している)。
傾斜地と平地を同じ評価額で出すということは単に役人の怠慢であると思った。
実際にその通りであった。
知り合いにいろいろなところで交渉してもらった結果、評価額がどんど下がり、登録免許税が1/4になった。
当初計算していた金額に限りなく近かった。
この値段になるための交渉は市で軽くあしらわれた知り合いが、少し腹を立て府に陳情したからであった。
役人は市民からの要望は受け付けないのだが、上司や親方の方から指示があるとすぐに手のひらを翻す。
それがはっきりと見えた不思議なことだった。

結果としてずいぶん登録免許税が安くなり、よかったと思えた。
もちろん、最初に計算していた金額に近いのだから得をしたわけではない。
通常だったのだ。
これからもきちんと明細を見なければならないことが多々あるのだろうなぁと思う。
その意味では施主は強くならなくてはならない。
そして、知識を持っていなくてはならない。
それは確かだろう。
それを確信できた。


2009年5月10日日曜日

渡辺篤史の建てもの探訪BOOK

渡辺篤史の建てもの探訪BOOKを買いました。

その中ではじめてオープニングの曲名を知りました。

between the word & the heart -言葉と心- だそうです。

小田和正の曲であることは知っていましたが題名までは知りませんでした。


本自体はたてもの探訪好きにはたまらない裏話満載の内容でした。
撮影の裏話の中で、渡辺氏と施主は玄関で初めて会うと言うことを知って驚きました。
打ち合わせて、初めてでもないのにはじめましてと言うのだと思っていました。
なかなかリアリティのある出会いだったのですね。

僕も家を建てたらぜひたてもの探訪のスタッフに目を留めていただいて、渡辺氏に探訪していただきたいと考えています。
お眼鏡にかなう家を建てるぞと気合いが入ります。




2009年4月26日日曜日

第2弾の論文が刊行された

建築家と共同で書いた論文の第2弾が発表された。
「うちとそとにひらかれた「自分〈たち〉の場所-ボクの家プロジェクト展開部」という題名だ。
なかなか分量があって読むのが大変なのだが、改めて読み直してみてなかなか良いコンビネーションで書かれた文章であると思った。
この論文を書き上げた頃にちょうど土地を見つけた。
書いている最中にはまったく土地のイメージはなく、概念(コンセプト)のみの文章である。
今ならば、具体的な土地のイメージがあるためにその土地に対してどのようなアプローチが可能かを必死に考えるだろう。
そう思うと、今回刊行された論文は私にとって最後の単純な概念のみの住宅論と言うことになる。
今後、住宅論を書く際には現在の土地、あるいはいずれ建つであろう自分の家を基準に考えることになる。
難しく言うと、ものすごく強い先入見をもった住宅論しか書けなくなるのだ。
前作もそうであったのだが、住宅に対する先入見が少なく、住むことへの概念を必死に考えていたように思える。
2本の論文は今後もう書けない内容なので、貴重にしていきたい。

これからは実際にどのように「住む」のかを必死に考える必要がある。
これはこれで立ち向かうに十分値する概念である。
がんばろう。

2009年4月14日火曜日

金策

金策は非常にストレスフルです。
こんなにもストレスフルなのだとは思いもしませんでした。
しかし、今日、本審査に出していた銀行から満額融資の結果をいただきました。
本審査にいってから数日間、不安な日々が続きました。
これでやっときちんとしたスタートを切れたことになります。

川べりの家がきちんと立ち上がるまでに何度も金策で苦労すると思います。
もちろんその他にことで苦労するのはわかっていますが、僕にとってもっともストレスフルなのは金策です。
無い袖は振れぬとよく言ったもので、それを実感しています。
来年の今頃はこれが笑い話になっていたらいいなぁと思います。
気分は「プロフェッショナル」です。
経過をしっかり追っていきたいと思います。

川べりの家

松崎ナオというシンガーソングライターの「川べりの家」という曲が好きです。
この曲は以前NHKで放映されていた「72時間」というドキュメンタリー番組のテーマソングでした。
この番組はすごく好きだったのですがワンクールだけの放送でした。
その後、ずっと気になっていた曲だったのですが、シンガーも曲名をわからないままでいました。
今日、たまたま、Wikipediaで調べ物をしているときにヒットしてそのままYoutubeに行き着きました。
3年ぶりくらいになるでしょうか、久しぶりに聞いてやっぱり良いなぁと思っています。
それ以上に、「川べりの家」という題名に心が引かれます。
内容はともかくとして僕が今アプローチしようとしている家はまさに川べりで、今回たまたま行き着いたことになにか啓示的な関係性すら感じてしまいます。
ほんとうに川べりの家が建つことを心待ちにしています。

2009年4月9日木曜日

銀行で本審査


本審査のために銀行に行ってきました。
意気揚々と銀行に赴いたのですが、何となく雲行きが怪しくなってきました。
理由は2つあります。
一つは僕自身の給与の問題です。
副収入があって確定申告しているのですが、その確定申告の書類を銀行の渡しておらずに、収入の査定に影響が出るということです。
単純に考えたら、稼ぎは一緒なのに収入の得方で査定が変わるのは少し違和感があります。
二つめは土地の査定が変わるかもしれないということでした。
今回購入する土地は建築家が驚くような土地であるために担保価値としては低いのです。
そのことは重々承知なのですが、仮審査の時に特別いわれなかったので安心していました。
しかし、ここにきて変更があるかもしれないといわれて戸惑っています。
何もなくすんなりいくのか、計画の変更を迫られるのか、それがわからずに不安な状態です。

家を建てるとはなんと面倒なことなのでしょうか?
マンションを買う、建て売りを買うのと家を建てるのはずいぶん意味が違います。
家を建てることは住むことと連動するとハイデガーはいいます。
つまり、建てると住むは手段と目的の関係が明確であるというのです。
もちろん、買うと住むも手段と目的の関係があるのですが、建てるよりずっとその関係性が希薄であるといえます。
気迫である理由は私性がないことが第一です。
つまり、誰にとっても同じよう(どの家も似通っているため)にその手段と目的が成り立つので買うになってしまうと住むも弱くなるのです。
しかし、建てる(自ら考え建てることに関係する)ことは住むことを十全に考えるので、その関係は明確になるのです。
しかし、その分、ものすごく面倒なのです。
僕も考え始めてからもうすぐ三年になります。
そして、今は現実的な問題「金銭」に直面しています。
マンションだったら、建て売りだったら金策はずいぶん違ってきたのにと思うこともあります。

人事を尽くして天命を待つ、今はその言葉が心にしみます。
やれることはやったのだから、だめだったときは仕方がない。
もちろん、問題がなければ突き進む。
どちらにもフレキシブルに対応できるように心の準備をしておきます。

2009年4月6日月曜日

土地の購入


4月4日に不動産会社と売り主と僕の間で土地の契約を行った。
値段はその地域から考えると格安だった。
また、値段は差し値交渉を行い、当初より1割近く安くしてもらった。

不況の影響とも言えるだろうけれども、現状では全国的に地価は下落しているため、買い手が有利なのかもしれない。
しかし、買い手も現金を持っていなければ立場が弱くなる。
銀行がお金を貸してくれないのだ。
貸し渋りというと貸してもらえなかったものの言い訳みたいになってしまうが、銀行(保険会社)が背負うリスクは不況時には上昇するために簡単には審査が通らない。
ある大手銀は土地の担保価値なしと言うことで一円も貸してもらえることができなかった。
僕自身もいくつか仮審査を行って、一つだけ満額回答だった。
そこを頼みに今回契約に踏み切った。
今週水曜日に銀行に行って本契約を行う予定だ。

今回購入する土地はとんでもない傾斜地だ。
建築を依頼する建築家に見てもらったところ、「建築雑誌でも見たことがない」土地らしい。
建築家も土地を見た段階から構造家と相談してくれた。
さらに土地は川に面しており、下手をすると洪水の影響を受ける場所なのだ。
川面からは10m近く高さがあるものの一級河川に面しているために今後増水しないという約束は誰もしてくれない。
なので、河川局が簡単に建築の許可を出してくれないという情報を交渉以前から聞かされていた。
数名の人が土地の安さと場所の良さから買い取り交渉をしたらしい。
しかし、誰も何かしらの理由で計画が頓挫して土地は残ったままでいた。
いろいろな意味で難しい土地なのだ。
それに挑戦することとなった。
建築的なケーススタディとしては面白いと建築家もそれなりに乗り気になってくれているようだ。

あの土地にどんな建物が建つのか。
現時点では全く予測が付かない。
キーワードであるアクチュアルな住宅をどのように表現できるのか。
楽しみで仕方がない。

2009年4月5日日曜日

アクチュアルな家を創るために


アクチュアルな住宅とはいったい何であろうか?
その答えはよくわからない。
いつのころからかこの言葉が家作りのキーワードになった。

2006年の夏に家がほしいと思い出してからやがて3年が経とうとしている。
その間の出来事とこれからの出来事をこのブログに書いていこうと思う。
家が立ち上がるのは約1年後を予定している。
それまでにある程度形にまとめていけたらよいと思う。
そして、アクチュアルな住宅とはどういったものであるのか? それを自分自身に問い、回答しようと思う。
気負いすることなく、ぼちぼち書き記していこう。